英単語の"fundamental"には基礎とか土台とかいう意味がありますが、この言葉の中には fun すなわち「楽しい」とか「面白い」という単語が隠れています。
つまり楽しみながら基礎を固める、というのが小学生に対するBCSSAの指導方針です。
これはLTAD(Long Term Athlete Development)モデルが基礎になっています。
※BCSSAはこれに若干アレンジを加えているようです。詳しくは本家ブログ「Helping Players Develop Properly」をご参照下さい。英国フットボール協会(FA)もこれに言及しています。PDF文書(英語)
そして全ての課題は誰もが「達成可能」なものであり、きちんと取り組めば必ず達成感が得られるようになっています。
日本ではあまり見かけないバウンスネット。こういった器具を使って練習することもあります。試験的に新しい器具を使うことも。
もちろんゴールキーパーの練習もします。
次の写真で右にいる男性は、日本国内クラスでコーチしているステュアート。彼は以前マンチェスター・シティの下部組織で子供を教えていました。トラフォードのスポーツ・コーチ・オブ・ザ・イヤーを2009,2010と2年連続で受賞しています。
日本で教えているコーチは、イギリスでは敢えて日本人を担当しないようにしています。
いろいろなシチュエーションでトレーニングを行います。
普通、小学生(とくに低~中学年)の語学留学、ホームステイの場合、必ずホームシックになる子が出るのですが、このサマーキャンプでは、今のところホームシックになる子が出ていません。
サマーレジデンシャルは練習時間が長いため一人になる時間が少なく、練習も楽しいので、時間が経つのを忘れてしまうようです。
宿舎に戻っても、程よい疲れでぐっすり眠れるため、ホームシックになる暇がないのでしょう。
留学やホームステイを数多く経験してきた日本支局スタッフも、この効果には驚きつつ、おおいに歓迎しています。
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