
彼はロンドン在住で、わざわざ遠くのマンチェスターまで足を運びBCSSAの門を叩きます。
サマーレジデンシャルにも参加していたそうですが、そのころすでにスター生徒だったようです。
当時のコーチによれば、彼はプロ入りを決意していたらしく、サッカーにたいへんまじめに取り組み、個人テクニックのブラッシュアップにはげんでいたとのこと。
1986年に行われたスキルテストで、ロンドン地区での最優秀となり、続く全国のテストでも年上の選手を押さえて最優秀の成績をおさめています。
ベッカムは優勝のごほうびに2週間のスペイン旅行に行っています。ちょうどその直後と思われますが、ロンドンのテレビ番組に「天才サッカー少年」として出演したときのビデオがありました。
Youtube動画:David Beckam - Daytime - Themes Television
[訳] 司=司会の女性、べ=ベッカム少年
司:あなたはスポーツの世界で何が特別なの?
ベ:ぼくはボビー・チャールトン・サッカー・スクールのスキルズファイナルで優勝しました。
司:すごい!で、オフはどこへ行ったの?
べ:バルセロナです。2週間。
司:ああ!マラドーナ!あら違ってたわね。アルゼンチンだっけ。
司:バルセロナのスターといえば誰?
ベ:マーク・ヒューズとゲーリー・リネカー。(1986年は2人がバルセロナに移籍した年)
BCSSAへの参加をきっかけに、その後、練習生としてマンチェスター・ユナイテッドに入団することになるのですが、それ以降の彼の物語については語る必要はないでしょう。
ベッカムは後日、BCSSAで過ごした日々を「ぼくの人生の中で最も意義のある時間だった」と評しています。
最近では2018年ワールドカップのイギリス会場誘致のスピーチの中でもBCSSAに言及しています。
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