サッカー界の「レジェンド」サー・ボビー・チャールトンが設立し、デビッド・ベッカムはじめ多くのプロを輩出した、イギリスの少年サッカースクール「ボビー・チャールトン・サッカー&スポーツ・アカデミー(Bobby Charlton Soccer and Sports Academy / BCSSA) 」 。

世界中からサッカー少年少女が集まる1週間の夏休み合宿「サマーレジデンシャル(Summer Residential)」を紹介するブログです。2016年の募集は終了しました。2017年分は予約可能ですが、日程と価格は今秋の発表予定です。


2012年7月16日月曜日

デビッド・ベッカムとボビー・チャールトン・サッカースクール

「イングランドの貴公子」デビッド・ベッカムがボビー・チャールトンのサッカースクール出身であることはよく知られています。彼がBCSSAに参加していたのは1986年〜88年です。

少年時代のデビッド・ベッカムとサー・ボビー・チャールトン
彼はロンドン在住で、わざわざ遠くのマンチェスターまで足を運びBCSSAの門を叩きます。

サマーレジデンシャルにも参加していたそうですが、そのころすでにスター生徒だったようです。

当時のコーチによれば、彼はプロ入りを決意していたらしく、サッカーにたいへんまじめに取り組み、個人テクニックのブラッシュアップにはげんでいたとのこと。

1986年に行われたスキルテストで、ロンドン地区での最優秀となり、続く全国のテストでも年上の選手を押さえて最優秀の成績をおさめています。


ベッカムは優勝のごほうびに2週間のスペイン旅行に行っています。ちょうどその直後と思われますが、ロンドンのテレビ番組に「天才サッカー少年」として出演したときのビデオがありました。

Youtube動画:David Beckam - Daytime - Themes Television


[訳] 司=司会の女性、べ=ベッカム少年

 司:あなたはスポーツの世界で何が特別なの?
 ベ:ぼくはボビー・チャールトン・サッカー・スクールのスキルズファイナルで優勝しました。
 司:すごい!で、オフはどこへ行ったの?
 べ:バルセロナです。2週間。
 司:ああ!マラドーナ!あら違ってたわね。アルゼンチンだっけ。
 司:バルセロナのスターといえば誰?
 ベ:マーク・ヒューズとゲーリー・リネカー。(1986年は2人がバルセロナに移籍した年)



BCSSAへの参加をきっかけに、その後、練習生としてマンチェスター・ユナイテッドに入団することになるのですが、それ以降の彼の物語については語る必要はないでしょう。



ベッカムは後日、BCSSAで過ごした日々を「ぼくの人生の中で最も意義のある時間だった」と評しています。

最近では2018年ワールドカップのイギリス会場誘致のスピーチの中でもBCSSAに言及しています。



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